仮想ホスト
目次
2002/08/31
2002/02/01
説明
サーバは複数の名前を持つ事ができます。各々の名前に対して事なる IP アドレスを割り当てるてもよいし、サーバと同じ IP アドレスのままでも構いません。
何れにせよ DNS に登録しないと、クライアントからは名前ではアクセスして貰えません。
pegasus.aichi-u.ac.jp
を仮想ホストの名前とします。
クライアントが
http://pegasus.aicgi-u.ac.jpによって Pegasus にアクセスできるためには、DNS への登録の他に
/sys/lib/httpd.rewriteの中で仮想ホストの名前と、仮想ホストのドキュメントの置き場所が指定されている必要があります。このファイルの中で
http://pegasus */usr/pegasus/wwwのように第一フィールドに(http://に続けて)仮想ホストの名前、そして第二フィールドに `*' に続けて仮想ホストの httpd ルートを指定します。
この場合、仮想ホスト pegasus は
/usr/pegasus/www/docにホームページのデータを置きます。このディレクトリはサービス空間の中では
/docとして見えます。
仮想ホスト pegasus は
/usr/pegasus/www/etcに passwd, allow, rewrite, namespace.cgi などのファイルを持てます。
これらのファイルはサービス空間の中では
/etcの中に見えます。
仮想ホスト pegasus は
/usr/pegasus/web/etc/namespace.cgiによって cgi プログラムから見える名前空間を編成できます。
注意
仮想ホストはユーザを持てません。(ホストの運営上から考えると、仮想ホストは特別待遇のユーザにすぎないからです。)http://pegasus.aichi-u.ac.jp/~aliceでクライアントからのアクセスが成功するためには、pegasus の httpd ルート
の下にディレクトリ ~alice が存在しなければなりません。