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httpd

2002/08/25


名称
	httpd
用法
	httpd [-Mfmsuw] [-t timeout] [-p port] [-c certificate] [-d domain] [-n namespace]
	[-r webroot] [-R rewrite] [[httpd] dummy ..  incalldir]
説明
	オプション
	-m: CGI でマウントを許可する。
	このオプションは現在の所 CPU サーバのカーネルが古い場合にのみ役に立っています。
	-f: pegasus はクライアントからのアクセスホスト名が不正の場合にはサービスを拒否します。
	-f はこのチェックを外します。
	-s: サーバモードで実行する。詳しくはサーバモードを見て下さい。
	このオプションを付けない場合には listen によって呼び出される。
	-u: httpd を起動したユーザIDでサービスを行う。
	このオプションはサーバモードでのみ有効です。
	詳しくはサーバモードを見て下さい。
	-w: $home/web を自動的にユーザドキュメントとして公開することを行わない。
	-M: mon と共に使用する。
	このオプションはサーバモードでのみ有効です。
	詳しくはサーバモードを見て下さい。
	-t: CGI プログラムに対するタイムアウト。
	バグを持った CGI プログラムに対するガードです。
	指定しない場合には 5 秒に設定されます。
	-p: サービスポート。
	指定しない場合には 80 に設定されます。
	-c: certificate
	PEM 形式の証明書を与えます。https を使用する場合に必要です。
	-d: ドメイン名(例えば plan9.aichi-u.ac.jp)
	指定しない場合にはシステムのドメイン名が使用されます。
	-n: 名前空間編成ファイル
	指定しない場合には /lib/namespace.httpd が使用されます。
	-r: Web のルートディレクトリ
	指定しない場合には /usr/web が使用されます。
	-R: URI 変換ファイル
	指定しない場合には /sys/lib/httpd.rewrite が使用されます。

	残りの引数は listen によって呼び出しを受ける時に、listen が与えます。
	直接指定する必要はありません。

	実ホストのドキュメントルートはどこにあっても構いません。
	名前空間編成ファイルの中で指定します。

	Pegasus の標準的な置き場所は
	/usr/local/bin/386
	です。その場合、典型的な実行法は次の通り。
	サーバモードの場合には
	/usr/local/bin/386/httpd -s
	を /bin/rc/cpurc の中に書いておく。
	listen の下で実行する場合には
	/rc/bin/service/tcp80
	を作成し、実行フラグを立てて以下の内容を書いておく。
	#!/bin/rc
	exec /usr/local/bin/$cputype/httpd  $*
サービス空間
	Pegasus の httpd によるサービスは編成された名前空間の中で行われます。
	名前空間は名前空間編成ファイルによって編成されます。
ドキュメントルート
	ドキュメントルートはサービス空間の中での
	/doc
	に固定されています。Pegasus にアクセスするクライアントはドキュメント空間の
	中のピリオドで始まらないファイルにのみアクセスできます。
	サービス空間の中の他のファイルは CGI を通じてのみアクセスできます。
ドキュメント空間
	ドキュメントルートの下にあるファイルの集合
URI 変換ファイル
	URI 変換は2つのレベルで行われます。
	/sys/lib/httpd.rewrite は Pegasus にアクセスする全てのリクエストに対して
	適用されます。
	リクエストはその後でユーザへのもの、仮想ホストへのものなどがふるい分けられ
	サービス空間の中の
	/etc/rewrite
	によってまた変換を受けます。(この事はユーザや仮想ホストが URI 変換ファイル
	を持てる事を意味しています。)
	前者はシステム管理上必要な基本的な変換や仮想ホストの設定を、
	後者はホームページの作成者が必要とするページの移動情報を記述します。
	(実際上の意味は、/sys/lib/httpd.rewrite はシステムファイルであり、
	管理特権が無ければ変更できません。それに対して /etc/rewrite は実際には
	データの作成者のファイルであり、必ずしも管理特権を必要としません。)
注意
	ユーザのドキュメントルートあるいは仮想ホストのドキュメントルートの編成に
	関しては次を参照して下さい。
	ユーザ
	仮想ホスト

関連ファイル
	/lib/namespace.httpd
	/sys/lib/mimetype
	/sys/lib/httpd.rewrite
	/sys/log/http
	/rc/bin/service/tcp80
	/lib/namespace
	/lib/ndb/local
!